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ウリン ウッドデッキ材のメリット・デメリット

ウリンとは

 

ウリンは東南アジアに生息するハードウッドです。
別称は、アイアンウッド ・ ビリアンとも言われ、その名の通り硬くて耐久性の高い木材です。
アイアンウッドは、鉄のように固く強い木材の意味です。ビリアンはマレーシアでの名です。

ウリン材で作ったウッドデッキ

ウリンのメリット・デメリット

メリット

硬く、強い。
腐食に強く屋外でも長持ちする。
美しい色あい。

デメリット

樹液が多く出る。
硬く、重いため施工するのが大変。

ウリン 現地での様子

リーベはウリンの原産地であるインドネシアに視察に言っているので、現地の状況について常に最新の情報を得るようにしています。 現地のウリン関係者にヒアリングしたウリンの様子や、現地人だからこそ分かるウリンの実態に関してお伝えしたいと思います。
ウリンの原木を伐採し運搬するトラック

管理伐採について

ウリンは昔から、政府が伐採を規制していました。
なぜかと言うと、ウリン材はインドネシア国内の住宅屋根に使われていたからです。国が管理することで、多くの需要に対して安定した供給ができるようにしてきました。
今も現地では屋根や外装にウリンを使っています。
近年ウリンの原木が減ってしまい、伐採を制限するという流れもあるようです。そうなるとウリンは品薄になり、これまで以上に希少価値が上がるでしょう。

ウリンに対する現地での評価

住宅建築に採用するほど、現地でもウリンの評価は高いです。
実際に現地でびっくりするのは、100年に建てられたウリン屋根でもそのままウリンが使われています。それほど耐久性、耐用年数が図抜けています。
現地でも最強の木材はウリンであるとの認識です。

ウリン 詳細

原産地インドネシアのカリマンタン島の熱帯雨林地帯、ウリン材の森はサマリンダが中心
科目クスノキ科広葉樹(天然木)
別名ビリアン・アイアンウッド
比重1.04
収縮率柾目0.44%寸法安定は良
強度曲げ強さ1886kgf/cm 圧縮強さ911kgf/cm
用途ウッドデッキ、ウッドフェンス、パーゴラ、桟橋、橋、水上住宅の土台、床材、港湾材、重構造材、木造材、柱脚材などカヌーや乗合船の繋留桟橋、カヌーのキール、薄く割り、屋根板
耐久性についての現地の声
  • 現地では、鉄にも勝る耐久性。
  • 100年はもつと言われている。
  • ボルネオ島、ジャワ島の田舎では、家の屋根素材は、ウリンです。50年以上問題無い。
  • ウリンが腐る前にビス、ボルトが腐る。
  • 水上住宅の土台が、50年以上経っても全く問題ない。
木目赤褐色で高級感、美しい木目
ささくれほぼ気にならない
ねじれあまりない
割れあまりない
シロアリ強い
フナクイ虫・腐朽菌強い
ポリフェノール防腐・抗菌作用成分が大量に含有している。