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ポリカDIYの基礎知識

ポリカーボネートは採光性があり、陽射しは柔らかく入ってきますが、紫外線は大幅にカットしてくれる事が一番の特長です。 軽量で耐候性・強度が高く、ウッドデッキやテラス下だけでなく、室内へ入り込む紫外線による劣化も軽減してくれます。

オシャレなデザイン性のあるパーゴラに実用的な屋根を付けて快適に。
ポリカーボネートの屋根なら、頑丈なため雨除け効果が高く、日除けの役割も果たし利便性が高まります。
フェンスの間に使用すれば、採光性がありながら視線も遮る事ができます。 ミスト調を使用すれば更に効果的です。
サンルームのようなアレンジもポリカーボネートならではです。

是非ポリカーボネートをDIYに取り入れて、快適な空間作りをお楽しみください。

目次

  1. DIYでポリカーボネート板をカットする方法
  2. DIYでポリカーボネート板を固定する方法
    1. ポリカーボネート用留め具の選び方
    2. ポリカーボネートの下穴の開け方
    3. 波板の固定の仕方
  3. 施工、取り付け時の注意点

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ポリカーボネート製の屋根がついたウッドデッキでくつろぐ女性

1.DIYでポリカーボネート板をカットする方法

ポリカーボネート板は非常に硬い為、プラスチック用カッターとノコギリでカット等加工可能です。
カッターで軽く溝をつけると、手ノコで簡単にカット出来ます。 量が多い場合はテーブルソーや丸ノコなど電動工具をご検討ください。

※波板は表・裏があるので、表・裏を間違えないようにご注意ください。表裏がわかる注意シールが貼ってあるので、カットの時に必ず確認し、カットの際には剥がして表裏が分からなくならないようにご注意ください。

  1. ポリカーボネートは端面が鋭利な形状で、カット時に細かい破片が飛ぶこともある為、手袋、ゴーグルを装着して安全にカットできる準備をしておくと安心です。
  2. ポリカの保護フィルムのカット箇所にマジックで目印をつけておくとカットしやすくなります。
  3. カッターやハサミのご使用には十分ご注意下さい。
  4. カット後、保護フィルムの剥がし忘れにご注意下さい。

ポリカーボネートは薄くなるほど割れやすくなり、加工が難しくなります。逆に、3mm以上の厚みだとカッターやハサミでは切りづらくなりますので、ノコギリやテーブルソーなどの電動工具が便利です。

「自分でキレイにポリカーボネートをカットする自信がない……」というお客様は、ご指定寸法でオーダーメードカット対応致しますので、お問合せ下さい。


ポリカーボネート波板には表裏が分かる注意シールが貼ってあります。
ポリカーボネート波板には表裏が分かる注意シールが貼ってあります。

リーベのポリカーボネートはカットや穴あけなどの加工を承ります。

まずはお見積りしますのでお問い合わせ下さい。
※お見積り確定から発送まで約2週間程度かかります。
※オーダー品のため、ご注文後のキャンセルは承れません。

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2.DIYでポリカーボネート板を固定する方法

2-1.ポリカーボネート用留め具の選び方

ポリカーボネートの固定にはボルト・フックやビス等を使用する事をお勧めしています。
留め具は下地の種類(木、金属など)によって異なります。

波板の場合には「傘釘」「波板用ビス」「波板用フック」など専用留め具が便利です。
波板の下地がL型アングルの場合はフックボルトを使います。

ポリカーボネート波板固定用ビス(クリア座)
ポリカーボネート波板固定用ビス例

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2-2.ポリカーボネートの下穴の開け方

ポリカーボネートを固定には、いずれの場合も下穴を開けてご使用ください。 下穴なしでの施工は思わぬ怪我や失敗を招きます。
材質が硬いので、穴あけには電動ドリルがおすすめです。

ビス・フック取り付け穴は、一般的にビス径よりも2mm~4mm程度、フックなら1~2mm大きめにし、締め付け過ぎないように留意して取り付けて下さい。
夏冬の気温による伸縮を考慮したクリアランスを設けて下さい。


2-3.波板の固定の仕方

波板の場合は山の部分に下穴を開けて固定して下さい。谷の部分だと雨水が流れ込みやすくなったり、衝撃に弱くなったりします。

波板の留め具は5山ごとに取り付けるのが目安です。それ以上間隔を開けると強度が落ちます。強風や降雪が多い地域であれば、3~4山ごとにすることもあります。

重ねて固定する場合は、2.5山以上重ねるのが基本です。2.5山以下だと隙間から雨が侵入するおそれがあります。 雨や雪が多い地域の場合は、重ね代を2.5山よりも多めにして下さい。
縦に重ねる際は、上に来る波板は端が谷で終わる(下向きに傾斜)ようにしましょう。逆に重ねて施工すると雨水が入りやすくなります。
重ね代は必ず留め具で固定して下さい。

※ポリカーボネート購入の際は、必ず重ね代を考慮して必要枚数を割り出して下さい。


3.施工、取付け時の注意点

  • 熱膨張・収縮にご注意ください

    ポリカーボネートは熱による膨張・収縮率が大きな素材の為、温度によって伸び縮みします。
    暑い真夏の日などにはポリカーボネート板が熱により伸び、たわむこともあります。
    ボルトやビスの取付け穴サイズは余裕を持たせ、ボルトをきつく締めすぎないのが要領です。

  • 施工前に、表裏の方向にご注意ください

    ポリカーボネートは紫外線(UV)に対して高い耐久性を持っています。当社取り扱いのポリカーボネートはさらに耐候性を高める為「特殊耐候性処理」を施し、紫外線による品質劣化を防いでいます。
    表と裏がわかるようにシールが貼ってあります。特殊耐候性処理面を外側にして施工して下さい。

  • 接着剤などのご使用はご注意下さい。

    リーベのポリカーボネートは酸、油分には強い素材ですが、強い接着剤や薬品の使用で溶解し、強度が落ちる場合があります。
    シンナー等の有機溶剤や苛性ソーダ等のアルカリ性薬品あるいは強い酸性薬品は透明感を失わせたり、ヒビの入る原因となりますのでお避けください。
    シーリング剤を使用する場合は、ポリカーボネート専用シリコンシーラントを使用してください。

透明なポリカーボネート波板で作られた家屋の屋根

リーベのポリカーボネートはカットや穴あけなどの加工を承ります。

まずはお見積りしますのでお問い合わせ下さい。
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