天然木は温かみのある色や風合いが魅力ですが、施工後は徐々に「シルバーグレー」に色が変化していきます。
この「経年変化(エイジング)」は、工業製品である人工木・樹脂木にはない天然木の魅力の一つです。リーベで購入いただいたウッドデッキ材の施工後の経年変化(エイジング)の状況をご紹介します。
ハードウッドは東南アジアや南米の原生林でゆっくり成長した高密度の木材で、塗装なしでも数十年の耐久性があります。
施工後、紫外線で色はシルバーグレーに変化していきます。新品の風合いが好きな方は塗装が必要ですが、欧米では自然の木の色が好まれ、塗装しない方が多いです。
施工後15年前後経過した、ハードウッドのウッドデッキをご覧ください。
目次
- ひのきサイプレス 施工例
- ウリン 施工例
- イタウバ 施工例
- アマゾンウリン 施工例
- イペ 施工例
1.ひのきサイプレス
なめらかな木肌表面。 日本人好みの美しく光沢のある色合い。オーストラリアのハードウッド「サイプレス」。
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■ 2006年施工 15年経過したサイプレスの経年変化
15年間ノーメンテナンスでも使用に問題なし。最近初めてサンダー掛けと塗装を施したそうです。
■ 2009年施工 13年経過したサイプレスの経年変化
サイプレスをつかった広々としたウッドデッキ。
施工当時(2009年)からの変遷を写真でお送りいただきました!
日焼けによりシルバーグレーになっていますが耐久性は十分です。
■ 2009年施工 13年経過したサイプレスの経年変化
経年により床板が変色していますが、素材そのものの強度は失われていません
■ 2010年施工 12年経過したサイプレスの経年変化
床材にひのきサイプレスを使用。
表面にはメンテナンスのために木部塗料を塗っています。
■ 2009年施工 11年経過したサイプレスの経年変化
サイプレス独特の節が経年変化でいい表情を醸し出しています。11年経った今も施工当時とおなじ使用感です。
2.ウリン
ウリンは別名「アイアンウッド(鉄の木=腐らない木)」と呼ばれるように、抜群の耐久性を持つ材です。 シロアリ、フナクイムシへの耐性も高く、防腐剤材を使用しなくても屋外で使用できます。美しい赤褐色の木肌が特徴です。
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■ 2008年施工 13年経過したウリンの経年変化
構造に使用した檜は雨が当たる部分が弱ってきたので数年前に交換しました。ウリンは13年経過しても問題なく使用しています
3.イタウバ
南米ブラジル原産のハードウッド材です。
耐久力がトップレベルの硬さでありながらも加工しやすく、施工効率が格段に良い材料です
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■ 2010年施工 11年経過したイタウバの経年変化
多少の色落ちはありますが、状態はほとんど劣化なし。
ずっと変わらぬウッドデッキライフを送っています。
■ 2006年施工 15年経過したイタウバの経年変化
塗装は10年ほど前に1回塗り直しをしたのみです。
多少の色落ちはありますが、割れや腐りはほとんどなく全く問題ない状態で使用できています。
■ 2008年施工 12年経過したイタウバの経年変化
青森の豪雪地帯で12年、ほぼノーメンテナンスで使っています。
手摺りやステップなど、積雪が多い部分に細かいひび割れや退色があるものの、ゆるみも狂いもなく、頑丈そのもの。
4.アマゾンウリン
アマゾンウリンは、南米が原産のデッキ材です。 マニルカラ、マサランドゥーパ、アマゾンジャラとも呼ばれています。ウリンに似た美しい赤色の木肌で、コスパの良いウリンの代替品としても人気です。
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■2008年施工 12年経過したアマゾンウリンの経年変化
ウッドデッキと家を囲む木製フェンスです。
施工してから12年が経過しましたが、ごらんのとおり現役で活用されています。
経年変化による退色がすすみ、美しいシルバーグレー色になりました。
5.イペ
横浜大桟橋、海ほたる をはじめ 数々の実績をもつウッドデッキ材。 耐久性、機能性どれをとってもトップクラスの実力。
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■2009年施工 11年経過したイペの経年変化
11年前にDIYで造ったウッドデッキ。
硬くて加工が大変でしたがイペ材で作ってよかったです。
腐らず塗装いらずで快適です。
シルバーグレイのいい色になってきました。