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ウッドデッキの作り方 根太・根がらみの取付

目次

  1. 床板を支える「根太」と「根がらみ」
  2. 根太の間隔
  3. 根がらみの役割
  4. 材料のサイズ
  5. 樹種ごとの根太間隔
    1. 人工木ウッドデッキの場合
    2. ハードウッドウッドデッキの場合
    3. ソフトウッドデッキの場合
  6. 人工木ウッドデッキの根がらみ(根太受け)の取り付け設置

1.床板を支える「根太」と「根がらみ」

「根太」は床板を固定し上からの荷重を支える大事な部材です。
そして「根がらみ」はその根太を支える役割があります。

ウッドデッキの構造
根太を受ける(=支える)根がらみを取り付けます。
取り付け例を参考にしながら図面作成のヒントにしてください。

2.根太の間隔

ウッドデッキの根太間隔は「根太ピッチ」と呼ばれ、設計上重要な部分となります。

ウッドデッキの根太
ウッドデッキ構造の根太と根太間隔(ピッチ)

ピッチは床材の厚みにより変わります。
ぶ厚い床材なら根太ピッチは広く取れますが、薄い床材だと乗ったときにたわんでしまうため、間隔は狭くしないといけません。
各樹種の(ハードウッド、ソフトウッド、樹脂木・人工木)厚み、強度により、根太間隔(根太ピッチ)が異なることになります。

3.根がらみの役割

根がらみは、ウッドデッキ全体を安定させる役目があります。振れ止めとも言われます。
根がらみをしっかりと取り付けないとウッドデッキ全体が振れてしまい、いずれ歪んできてしまいます。

4.材料のサイズ

根太におすすめの材サイズ → 38×90mm、40×70mm、45×70mm
根がらみにおすすめの材サイズ → 根太と同じ

【材料選びのポイント】
短い材を有効に使いましょう。
根太を取り付けする際、長い1本の根太材を使わないで、短い根太材で継ぎ足すことでメリットがあります。

・材料費が安くなる(一般的に短い材の方がお安いです)
・1本あたりの重量が軽くなり扱いやすい
・反り曲がりがすくなく施工しやすい

ただし、デメリットとしてビスの打つ数が増えます。

5.樹種ごとの根太間隔

5-1.人工木ウッドデッキの場合

天然木と違い、人工木の場合の根太ピッチはさらに狭くなります。
下記に人工木の商品ごとに床材のサイズと間隔サイズを記載しますのでご参照ください。

人工木根太間隔サイズ(根太ピッチ)
カンキョウ ウッドⅡ(Kankyo-woodII)床板30×145mm 根太ピッチ 40~50 cm以内
人工木アドバンス床板25×140mm 根太ピッチ 40 cm以内
ハンディーウッド床板25×145mm 根太ピッチ 40 cm以内
ルチア床板25×145mm 根太ピッチ 40 cm以内

5-2.ハードウッドウッドデッキの場合

ハードウッド根太間隔(根太ピッチ)サイズ
イタウバウリン、バツー、イペなど床板20×105mm 根太ピッチ ~50cm
イタウバウリン、バツー、イペなど床板30×105mm 根太ピッチ 50~75 cm
ひのきサイプレス(オーストラリア産ひのき)床板20×90~105mm 根太ピッチ ~40 cm
ひのきサイプレス(オーストラリア産ひのき)床板25×105~120mm 根太ピッチ 40~50 cm
ひのきサイプレス(オーストラリア産ひのき)床板33×105mm 根太ピッチ50~65 cm

5-3.ソフトウッドデッキの場合

ソフトウッド根太間隔サイズ(根太ピッチ)
防腐注入ウッドデッキ シダー床板30×105mm 根太ピッチ ~40 cm
防腐注入ウッドデッキ ヒノキ床板30×105mm 根太ピッチ ~40 cm
防腐注入ウッドデッキ SPF床板38×140mm 根太ピッチ ~50 cm
レッドシダー床板38×140mm 根太ピッチ ~65 cm

注意事項

  • 根太ピッチは、根太を2枚でサンドイッチした場合(サンドイッチ工法)と片方のみの1枚サンドイッチをした場合とで、工法により変わります。
  • 上記はDIYのお客様、プロの業者様の声をまとめた参考データです。ウッドデッキ作り方はご自身で確かめた上で施工してください。

6.人工木ウッドデッキの根がらみ(根太受け)の取り付け設置

人工木の床材の場合には構造材にアルミや鉄製の材料を使用することが多いです。


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