樹脂木の床材 × 天然木の土台の実例
樹脂木ウッドデッキの基礎・土台部分(束柱、根太)を天然木ハードウッド使って「作り方を説明」します。
ハードウッドの根太・束柱なら、床面を簡単に固定できます。
下記の写真は、基礎・土台が見えてしまっていますが、樹脂製の幕板も簡単に目隠しが出来ます。
■根太、柱:天然木 ■床材:樹脂木 アドバンスデッキ2
DIY樹脂木デッキ作り方は、シンプルで簡単!
天然木の構造材 × 人工木の床面の施工方法を紹介します。
床材の人工木アドバンスデッキ2の基礎・土台構造にハードウッドを使用することで、自分好みのこだわりの自由設計ができます。
ハードウッドの通し柱を行うことで人工木アドバンスデッキ2自体がシッカリとした安定感を持ちます。
DIYの醍醐味と言えるアレンジが可能になります。
人工木アドバンスデッキ2の床材を留める場合は、人工木材留め金具デッキロックSを使えばビス穴を無くす事も出来ます。
天然木は皿取り加工や塗装など工数が多めですが、人工木アドバンスデッキ2なら工数をぐんと減らすことが可能、作業スピードがアップします!
工数が少なめですので、簡単に、しっかりとした人工木・樹脂木ウッドデッキを完成させることができます。
完成イメージ
- デッキ上にフェンスを設置するために、柱を伸ばして横張りフェンスにしています。
- デッキの床下に猫や犬が入り込むのを防ぐため、幕板材を横張りにして塞いでいます。
人工木アドバンスデッキ2の施工手順
1.人工木の床材 + 木製根太・木製柱 をカット
1-1 仕上がりをイメージして、各部材のサイズを決めます。
1-2 床材のカット:樹脂木は手ノコでも切れます。
1-3 根太のカット:ハードウッドなので丸ノコを使用します。
2.木製の柱を立てて、木製根がらみと根太を取り付ける
2-1 柱に根がらみをビス打ちします。
2-2 水平がとれているかを確認します。
2-3 根がらみの上に根太を取り付けます。
2-4 土台(構造の部分)が完成
♣ 施工ポイント その1
- 実際の施工の場合は柱は束石や平板などの上に配置してください。
- ハードウッドにビス打ちする際は下穴をあけてください。
- 根太ピッチは 400mm 程度です。
3.人工木アドバンスデッキ2の床を張る
3-1 根太に専用の端部金具をビスで固定します。
3-2 床材の横溝を金具にはめ込みます。
3-3 反対側に次の金具をはめ込み、ビスで固定します。
3-4 上記のくり返しで床材を貼ってゆきます。
3-5 根太に下穴をあけてからビス打ちします。
3-6 床材の位置もピッタリ揃えます
3-7 床材の隙間は約7mmです。
♣ 施工ポイント その2
根太は、柱より「2mm程度手前」に張りつけます。
外側から幕板を張ると、ピッタリ収まります。
♣ 施工ポイント その3
最後の床材を張る際は、固定金具が使用できません。
「ビス打ちで床材を固定」してください。
作業スペースがあれば、端部金具を根太に固定し、床材を端からスライドさせて差し込めます。
人工木アドバンスデッキ2の作り方は、シンプルで簡単!
時間短縮に専用金具をご活用ください。
人工木材留め金具デッキロックSを使用することで簡単に施工が出来るんです。
人工木材留め金具デッキロックS
端部金具(人工木オーロラデッキ/アドバンスデッキ2共通)
(左)板と板を留める[ 人工木材留め金具デッキロックS]→床材の固定は根太に留め具をビス打ちするだけ!
(右)端の板を留める[ 端部金具 ]→簡単に固定できるので、工期も短縮できます。
4.人工木アドバンスデッキ2の幕板を張る
4-1 仕上がりをイメージして、各部材のサイズを決めます。
4-2 床材の小口が隠れるときれいに仕上がります。
4-3 今回は床下にも幕板を貼りました。ペットがデッキの中に潜り込まないようにしたい場合はとても有効です。
5.木製の手すり・笠木を張る
5-1 笠木は角に合わせるために斜めにカットします。
5-2 柱の上にビス打ちします。
6.階段ステップを作る
6-1 柱2本の上に根太を1本載せます。同じものを3セット用意します。
6-2 上に床材を2本載せてステップの完成です。
7.完成!
人工木アドバンスデッキ2の注意事項
- 根太ピッチは 400mm 程度で設定してください。
- 隣り合う床材同士の隙間(目地)は 7mm 程度の隙間を設けて下さい。
- 構造物に隣接させる場合も、それぞれ 7mm 程度の隙間を設けて下さい。
- 鋼材等の補強をせず、アドバンスデッキ単独では構造物建材としての使用はしないで下さい。
- デッキの片持ち(片方が固定されていない)箇所の張り出しには、根太材の中心箇所から 120mm 程度の距離までを上限として下さい。
- 根太等の切りくずはデッキ上に残らないように除去して下さい。 もらい腐り・もらいサビの原因となります。
樹脂デッキの基礎土台について
柱(天然木と鋼製束)や根太といったウッドデッキの基礎土台は、デッキ全体を支える上で重要な部分です。
強度は勿論のこと、耐久性や安全性にも気をつけて選びましょう。
天然木の場合
柱も根太も天然木を選ぶことで全体が木のナチュラルな印象になります。
より耐久性を求めるのであれば、必ずハードウッドの木材を選びましょう。
おすすめの天然木ハードウッド材
» イタウバ » アンジェリーナ
基礎が鋼製束の場合
地面がコンクリートや土間の場合におすすめです。
強度はもちろん、施工のしやすさも魅力的です。
サイズも多種から選べるので、ベランダでの施工など低いデッキにもよく使用されます。
「力技」L字鋼製束はこちら »
「力技」T字鋼製束はこちら »
基礎がマルチポスト・鋼製束の場合
こちらも鋼製束と同じくコンクリートや土間に使用できます。
外側から見えてしまうと景観を損ねるため、周りを下まで幕板で覆うことで美しく仕上げることができます。
マルチポストはこちら »
床板ピッチ幅と目地幅は?
デッキ材ピッチ幅は 147mm、目地幅は7mmとなります。(専用金具を使った場合)
必要な床材の枚数と目地幅
※専用金具を使用した幅で計算しています。
※材料は一割ほど余裕をもってご購入ください。
※施工途中での破損や不良品があった場合に工事が延長し、余分な費用が発生する可能性があります。