ウッドデッキ材・ウッドフェンス材の品質基準と木材の特性・特徴

木は生きています。工業製品ではありません。人も千差万別(肌、ほくろ、髪・・・)、同じく木材も千差万別です。

ウッドデッキ材・フェンス材の品質基準

板材は「片面は許容」とさせていただきます。
両面に品質許容外の問題がありましたら、返品・商品の入れ替えの対象となります。
品質基準内の商品については返品交換は、勝手ですが、お受けできません。

» 返品・交換について

*動画で解説!ウッドデッキの反り曲がり材の使い方

樹液の漏れ

ウッドデッキ材や新品枕木などは、施工時から約4ヶ月の期間、木の成分である茶系、黄色系の樹液が水に濡れると染み出す場合があります。

特に、ハードウッドのウッドデッキ材「ウリン材、アマゾンジャラ材」などは、量が多いことがあるので注意が必要です。 ウッドデッキ材内の樹液が雨などで抜け落ちれば樹液の漏れは無くなりますが、樹液が下に垂れコンクリート面等を赤茶色で汚すこともあります。


汚れた場合の対処法
  1. 市販の塩素系漂白剤を薄めて汚れ面にかけ、ブラシ等で水洗いしてください。
  2. 表面の汚れは、乾いた布で拭いていただければ落とせます。
  3. 表面に付いた雨染み等は、市販のサンドペーパーで擦っていただければ目立たなくなります。
  4. 樹液が落としにくい物(お車など)の近くでの施工は以下の点にご注意下さい。
    • 樹液染み出し期間の考慮
    • 樹種選択の再考
    • 落ちる灰汁を受けるための工夫

ピンホール、虫食い

ピンホール

セランガンバツは、ピンホールという針を通したような穴が点在する材があります。(写真参照)
腐り、劣化、耐久性、強度に及ぼす影響は無い。
その他のデッキ材はほぼピンホールは無い。多少のピンホールは許容となる。

木材の収縮

ウッドデッキ材やフェンス材は収縮が発生する。幅に対して5%未満の収縮は品質基準内となる。
通常、99%問題無い。強度面に関しも何ら問題はない。
尚、デッキ材の床板を並べる際に「3mm前後縮」を考慮して施工を行う。

反り(そり)・波

床材・板材を水平に置いて、横から見ると 「山のような形」になるのが「反り」です。
基本、手で押せば問題ありません。但し、30mm厚の短いサイズは、多少手ごわいです。

[反りの許容サイズ]

床材・面材・根太材・角材・柱材 共通

  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 4.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 3.0cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 2.0cm

※厚さ 20mm以下の場合
  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 6.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 4.5cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 3.0cm

※サイプレス45×45mmの場合
  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 5.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 4.0cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 3.0cm

▼下記のように、端の位置から一番反っている部分までの長さを測って下さい。
反り

波とは、床材に一部発生する約5mmほどの隆起する事を、波と定義します。 5mm程は許容となります。

曲がり

床材、根太、角材、束材は大なり小なり曲がりがあります。
曲がりの矯正はクランプを使用すれば、直線になる。

下記の「曲がり矯正の動画」をご参考ください。

[曲がりの許容サイズ]
床材・面材・根太材 共通(角材を除く)
  • 3100~4000mm の長さの場合 ― 3.0cm
  • 2100~3000mm の長さの場合 ― 2.0cm
  • 1000~2000mm の長さの場合 ― 1.5cm

動画で解説!ウッドデッキの反り曲がり材の使い方

DIYでのアイディアが大変参考になります。ご覧頂くと必ず試したくなります!

おすすめ動画1
作り始めは基準になる反り曲がりが少ない材を選び、全体の収まりを考えましょう。
(動画の1分50秒目あたりからになります。)

【動画】床材・根太材の曲がり・反りの矯正・張り方 >



おすすめ動画2
クランプだけで押さえ込んでも反り、曲がりは若干残ります。
(動画開始から1分45秒まで)

後半はバールとクランプの登場。DIYerの超グッドアイデアです。
(動画1分45秒から最後まで)

【動画】反った面材の矯正・張り方 >

▼下記のように、端と端を直線で結び、その中央の部分の長さを測って下さい。
曲がり

割れ・干割れ

木材の小口(木材の切り口)からの「貫通」割れは、10cm以内は許容。
表面全体に生じる細かい割れ(ヘアーライン)は許容。(写真参照)
特に比重の高いウリンやアマゾンジャラ材は出やすい傾向がある。

表面の割れ

干割れ:ウッドデッキ・フェンス完成後に、床材、角材などが乾燥され、その原因で、「小さな割れ」が出て来ることがある。
特に、角材などが顕著。強度など問題は無いので許容となる。

▼片面許容 下記のような表面の割れ(貫通していないもの)は許容範囲内となります。

表面の割れ
表面の割れ

▼品質保証内の貫通割れは、10cm以内は許容

小口割れ

▼小口からの薄いひび割れは頻発しますが、ウッドデッキの耐久性には影響ありません。

小口割れ

規格サイズの誤差

木材の長さ、幅、厚さは、商品表記サイズと誤差が出ます。
・長さ方向の寸法誤差 : 表示寸法よりも約 -1.0~+5.0% 程度の誤差は許容。
・幅方向の寸法誤差  : 表示寸法より幅に対して 5% ほどの誤差は許容。
・厚さ方向の寸法誤差 : 表示寸法より厚さに対して 5% ほどの誤差は許容。

※長さ、幅、厚さ ともにウッドデッキ・ウッドフェンスの収縮により寸法の狂いが生じる可能性がある。

丸み・欠け

長手方向の「角」の軽微な丸み・欠けは、長さの 15%以内 は許容。
いずれかの片面は、問題無い状態です。

引っ掻きキズ、フォークリフトのキズは軽微なものは許容範囲。

小口部分への荒いカット

稀に、チェーンソーなどで、ラフなカット(下手な斜めカット、段差があるカット)になる事がある。
木材は長めに製材しているので、規定の契約サイズに影響を与えることはない。

床材の表面

雨染み跡、バンドル跡、汚れ、小口オイルのシミ跡などは許容範囲となります。

逆目(木の目の方向と逆にプレナーをした場合の毛羽立ち)は、表面積の10%以内は許容。
ヒット & ミス(プレナーの削りが100%で無い部分)は表面積の10%以内は許容。

※但し、イペに関しては逆目・ヒット & ミスとも20%以内を許容。
リブ面に関しては、リブの深み不足・リブの傷など、リブ面積の20%以内は許容。

▼下記のようなプレナー(かんな掛け)の跡や毛羽立ちは許容範囲内となります。
表面 表面

▼下記のような桟木およびバンドルの跡は生産工程上避けられず、全て許容範囲内となります。
桟木・バンドル 桟木・バンドル

パテ埋め

パテ埋め処理

一部のウッドデッキ材で、表面のパテ埋め処理は、片面のみ許容。
パテ埋めは、腐りなどに影響はない。


木粉の付着

製材をする際に、木粉が木材表面に付着した場合は許容。

経年による色

木材は天然の無垢材ですので、色のばらつきがある。
直射日光により、数ヵ月後に経年色のシルバーグレーに変色する。
これらは避けられませんので、許容。

また、木材の保管中に一部、日焼けによる色の変化が出てくる場合がある。
色のシルバーグレー化は片面のみ、全体の面積の30%以内は許容。

※色の経年変化については、こちらのページをご確認下さい。

※色の経年変化については、こちらのページをご確認下さい。

片面の節抜けは許容。節抜けが貫通している木材は、品質基準以外になる。

薄い板材(厚み 16mm、12mmなど)

幕板・フェンスに使用する薄い材です。16mm、12mmは曲がったり、反り等が多くなります。
但し、薄い材なので、矯正が簡単です。

  1. 反り
    • 4m の長さの場合 ― 6.0cm
    • 3m の長さの場合 ― 4.0cm
    • 2m の長さの場合 ― 3.0cm
  2. 曲がり
    • 4m の長さの場合 ― 5.0cm
    • 3m の長さの場合 ― 4.0cm
    • 2m の長さの場合 ― 3.5cm

天然の樹脂

木材から分泌される混合物質が、空気中で一部の成分が気化して固まるものです。
ウッドデッキ材では、ほとんど見かけませんが、稀に見受けられます。
稀に、極小・微小なものは片面は許容。

カビ

イタウバ材のカビ付着例

カビは季節により発生することがあります。拭き取ればほとんど目立たなくなります。 *このカビは、木材を腐らせる腐朽菌(ふきゅうきん)と異なり、木を腐らせるものではありません。

右写真は、イタウバ材のカビ付着例ですが、許容範囲内となります。

白太(シラタ)・辺材

一部、白太(成長途中の木材の外側の部分)が混じっているウッドデッキ材・フェンス材があります。

塗料

黒い着色、シミ

プレナー加工時に摩擦による焼け、またバンドルを縛る鉄製のバンドの酸化により木材に黒い着色が起る場合がある。
片面の着色、シミにつきましては許容。
気になる場合の対処としては、市販のサンドペーパー、サンダーで擦っていただければ目立たなくなる。

「返品」について

納入されたウッドデッキ材・フェンス材商品に問題があった場合、商品の写真、お話をお伺いした上で「返品」や「商品の入れ替え」等の対応をします。
但し、施工後の「返品」や「クレーム」、施工費の負担等に付いては一切お受けできませんので予めご了承ください。

返品・交換

木材の金属汚染について

金属汚染とは、木材と金属が反応して変色してしまう現象です。
鉄を含む釘、ビスなどと木材に含まれる成分が反応し、黒褐色から黒色へ変色します。
不良品やカビとは違いますので、ご安心ください。

木材の金属汚染木材の金属汚染

[対処方法]

5%シュウ酸水溶液を塗布すると変色を戻すことができます。 変色が戻った後は 5%リン酸ナトリウム水溶液を塗布してください。

シュウ酸は劇物として指定されており、購入するには印鑑を必要とし、薬局でしか手に入りません。 作業の際には、手袋や防護メガネ等を着用ください。 手袋は軍手のようなものではなく、ゴム手袋のように液体を通さない手袋をご使用ください。 素肌には触れさせず、また眼球や口の中などに入らぬよう充分ご注意ください。

ウッドデッキや庭の百科事典


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