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ウッドデッキのテラス囲いDIY

ウッドデッキにテラス囲いを作り快適な空間に

テラス囲いとは、ウッドデッキなどの屋外空間にフェンスなどで囲いをつけることです。
しっかり作れば屋外でも雨風を防ぐことができ、ウッドデッキでの活用シーンが広がります。
設置する目的として一番多いのは、洗濯干し、子供やペットの遊び場としての活用です。

目次

ウッドデッキテラス お客様からのレビュー

作品
愛猫のためのテラス囲い付ウッドデッキ
制作時期
2016年8月
使用材
イタウバ
感想
いつも逃げないように家に閉じ込められてい る猫のミミちゃんを外に出してあげたい!という気持ちからプランは「テラス囲い」に決定。
盛りだくさんの技術で大満 足なウッドデッキが完成した。ミミちゃんも大喜び。
施工例写真
ウッドデッキの周りを囲んでテラスを作りました

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作品
テラス屋根を憩いの空間に!
制作時期
2018年6月
使用材
サイプレス
感想
数年前にテラス屋根の下にデッキを改装製作しましたが、囲いが無いため雨が降るとデッキの中までびちゃびちゃ。
ついに2枚ほどデッキ材が朽ちてしまいました。そこでテラス屋根をデッキサイズに合わせて自作で延長しサイプレス材を使用して囲いを造作。
南に位置しているため大きな開口の明り取りは必須ということで以前にリフォ ームで取り置きしていた2階の輸入窓を装着。
出入り口や開口部はアクリル板をはめ込みました。雨が入ることもなく、お陰で家内の趣味の植物が生き生きと育っています。
私はたまの休日にラタンチェアーで読書でもしてみようかな・・・。
施工例写真
ウッドデッキの上にテラス囲いを作って快適な空間作り

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1 テラス囲い 施工にかかる価格

構造を作る材料費と屋根を作る材料費(ポリカーボネートなど)で構成されています。
シンプルな施工ですのでDIY初心者でも作れます。DIYで施工をすればよりコストを抑えて作ることができます。

材料ごとの価格

①ハードウッド
見た目の美しさと耐久性の高さから、ハードウッドがお勧めです。
価格は人工木・樹脂木とほぼ同じ。

②人工木・樹脂木
中空形状の人工木で囲いや屋根を施工することはお勧めしません。
中空形状は強度が弱く、中に水が溜まる可能性があるためです。
価格はハードウッドとほぼ同じ価格です。

③防腐注入木材
リーズナブルな材料です。安くて加工が楽なので、お勧めします。
防腐注入木材は、ハードウッドの価格と比較すると約50%ほど安いです。

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材料による価格の比較

①エクステリアメーカー
テラスパッケージ商品、アルミ製 [材料費4万円/施工費2万円]

② ハードウッド
材料1本1本から作るDIY、イタウバ材 [材料費3万円/施工費0円(DIYなので無料)]

③防腐注入ウッドデッキ
材料1本1本から作るDIY、ヒノキ材 [材料費2.5万円/施工費0円(DIYなので無料)]

※上記の参考価格にはベースのウッドデッキの価格は含まれません。
※間口1800mmx出幅900mmx高さ2000mmサイズで計算

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テラス屋根を簡易に安くするアイディア

価格が安いオーニング、サンシェード、タープを活用する

  • 簡易なオーニングもテラス屋根代わりになります。弱点は、強風ですと壊れてしまう可能性があります。
  • タープを使用した屋根は安くて簡単設置が出来ます。しかし、十分な安定性は無い。
  • サンシェードも簡単に設置ができます。開閉・折りたたみが出来る。強度もまあまあです。

2 テラス屋根のDIY作り方

一番簡単な方法は、ウッドデッキ外周の部分を活用して柱を取り付け、フェンスや屋根を作る方法です。
ウッドデッキの制作段階から囲いを付ける予定があるのでしたら予めウッドデッキの柱を長く伸ばしておくと、最も施工しやすいです。
詳しくは下記ページをご覧ください。

ウッドデッキの屋根の作り方はこちら

屋根の施工アイディア

屋根の材料は、本格的ならば軽くて丈夫なポリカーボネート板を推奨します。
屋根や柱が母屋に接っする場合は、コーキングを使用します。
ポリカーボネート板が吹き飛ばないよう、しっかりたくさんのビスで固定しましょう。
ナチュラル系のおしゃれなデザインでしたら、柱や垂木となる材料は天然木材が断然おすすめ。雰囲気がいい。
ウッドデッキの上に屋根と囲いフェンスを作れば、簡易的なサンルームも作れます。

ポリカーボネートのメリット・デメリット

屋根や壁の材料としては「ポリカーボネート板」を推奨します。軽くて安く仕上がります。
しかしポリカーボネート板は優れた商品ですが、欠点もあります。

欠点1 傷がつきやすい
雑巾で拭くだけでも細かいキズが沢山できてしまいます。

欠点2 収縮する
施工後のポリカーボネート板(平板・波板)は若干伸び縮みが起きます。
屋根での仕様でしたら見た目の問題ないと思いますが、囲い壁での仕様は収縮することで隙間やゆがみがでます。

欠点3 高温になる
四方と天井の全てをポリカーボネート板で囲うと、内部温度が上昇します。
特に、デッキの床材が人工木デッキ・樹脂デッキだとかなり熱くなります。
そこで、囲いをポリカーボネート板だけでなく、一部木材で囲いをするのがいいと思います。

ポリカーボネート板(平板・波板)での施工については、ポリカーボネート板を使用するDIYの場合、完全な状態で仕上げるのは難しいです。
雨が入ってくる、歪みが出るなど多少のことには目をつぶる覚悟で作成しましょう。

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材料選びの注意点

ウッドデッキ+テラス屋根付は木材を使用するように強くおすすめします。
なぜなら、人工木・樹脂木などを使用するとほぼ100%曲がったり、縮んだりします。
注意された方がいいと思います。

3 テラス囲いの材料

柱材・・・天然木(防腐注入木材・ハードウッドのイタウバなど)
壁、屋根材・・・ポリカーボネート
をお勧めします。

イタウバの目隠し

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イタウバ材で作ったテラス囲い
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イタウバ材で作った屋根付きテラス

総合ウッドデッキ材 一覧はこちら

ウッドフェンスの目隠し

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テラス囲い +ウッドデッキ
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サンシェード屋根 + ウッドデッキ

ポリカーボネート(平板・波板)囲み

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ポリカーボネート(平板・波板)囲い +ウッドデッキ + 屋根
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テラス屋根 + ウッドデッキ +テラス囲い

4 屋根付きウッドデッキは固定資産税の対象になる?

一般的なウッドデッキは「建築物」ではないため、固定資産税の対象外です。
ポリカーボネート(平板・波板)などの屋根あり・周壁なしのウッドデッキも「家屋」ではないため、固定資産税の課税対象とみなされる可能性は低いです。

オーニングやサンシェードも、可動式なので課税対象にはなることはほぼないです。

屋根付きウッドデッキを全て囲う場合、固定資産税の対象となる可能性がありますが、実例はあまり聞いたことがありません。

5 テラス囲いの施工事例

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既存のウッドデッキに屋根を取り付ける場合は、 後付固定金具(つむ木) を使用するか、 ウッドデッキの外周に新たに基礎・柱を作るか、 2つの作り方があります。

新たな基礎、柱を作るとなるとは大変な作業なので、後付固定金具でウッドデッキの屋根を作ることを推奨します。

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最後に、屋根をおしゃれにするなら好きな塗料色を塗装すれば 庭からも室内からもおしゃれになります。

塗料のご紹介はこちら

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