ウッドデッキ・ウッドフェンスの掃除やささくれの手入れ
日々ウッドデッキを活用していくうえで心配なのがメンテナンスの仕方や掃除についてです。
雨染み、サビ、カビ、汚れ、ささくれ、退色などを様々な角度で手入れ方法を説明します。
日常のお手入れ方法
日々のメンテナンスは軽いお掃除で十分です。ほうきでごみを払い、デッキブラシで水洗いすれば十分きれいになります。
バーベキューなどで床にこぼれた油や調味料などはほっておくと木に浸透してしまいます。すぐにさっと拭き取り、あとで洗剤を使って洗ってください。
こすっても落ちないような頑固な汚れは、高圧洗浄を使用すればかなりきれいになります。
木材の退色
施工直後はつやつやピカピカのウッドデッキも、一年も日光や風雨にさらされると徐々に退色(色が抜けていく)します。
色はシルバーグレーに退色しますが、欧米諸国ではこの退色したシルバーグレー色の方がむしろ好まれたりしています。
とくにヨーロッパでは住宅も数百年のアンティークな家を好みますので、そういった傾向が強いのかもしれません。
ウッドデッキ全体を塗料できれいにする
床面をサンダー(やすり)掛けします。
ハードウッドは硬いため、80~100番くらい
のやすりがおすすめ。 塗装をして見違えるほどきれいになりました!
まるで施工直後のようですね。
ウッドデッキの手入れの一番は、塗料です。
年齢を重ねるにしたがい、褐色➡明るい色➡高級色など楽しむのもいいと思います。
ウッドデッキのメンテナンスにおすすめの塗料
ウッドステインプロ
カラー・容量一覧はこちら
木の種類別おすすめカラー | | |
ブラウン色系(イタウバ、イペ等) | → | ウォールナット |
赤褐色系(ウリン、マニルカラ等) | → | チーク |
白色系(セランガンバツ、ひのきサイプレス、ベルダデッキ等) | → | ピニー |
樹脂デッキ
樹脂デッキは、比較的ささくれは出ません。木粉を使用しているから。しかし、樹脂もささくれ、バリがでてきます。例えば、樹脂のビールケースがぼろぼろになっている光景は数度、見ているのではないでしょうか?樹脂デッキは、年数は分りませんが、当然、バリがでてくると考えられます。
*樹脂デッキが発売されてからの歴史が短いので、100%のコメントはすることが出来ません。
ソフトウッドデッキ材
レッドシダー、SPFなどのソフトウッドは、木自体強くないのでささくれは出やすいです。
サビの対処法
カビと勘違いしてあわてることがありますが、これは付着した金属粉の酸化による
黒ずみである場合があり、薬品を利用して簡単に落とす事が出来ます
シュウ酸は粉末 50 グラムに対して 500cc の水道水で希釈してください。(10 倍希釈)
使用に際しては薬剤容器に記載されている注意事項に従ってお取り扱い下さい
絵筆で塗ると塗るとすぐに黒ずみが消えてゆきます。綺麗になったら、最後は薬剤が残らないように水道水できれいに洗い流してください。
トゲ・バリ 補修、修理の防止対策
サンダー
一番簡単なのが、電動サンダーです。気になる場所をサンダーがけすればすぐにささくれは取れます。
紙やすりは
- 荒い表面・塗装はがし
- :40番〜100番
- 下処理、仕上げ材
- :100番〜240番
(大凡のウッドデッキならこの番手で十分。) - 木材の艶出し、最終仕上げ
- :20番〜800番
サンドペーパー
多少のササクレのみなら、サンドペーパーを使用します。さっとこするだけ、手作業でささくれ、バリを取れます。
とくにフェンスやウッドデッキの手すりはささくれ、バリが木になる箇所ですので、手入れを忘れずに。
木工ボンドとマスキングテープ
大きなトゲの場合は、木工ボンドとマスキングテープで養生をし、トゲを対策します。
塗料
木部用の塗料を塗ることもささくれなどの防止になります。木材は紫外線を浴び続けることで劣化が進みます。
おすすめの塗料は、ウッドステインプロです。
3.ウッドデッキに対するメンテンナンスの心構え
当社の社員は、20年前にウッドデッキを作りました。
ウッドデッキ材のハードウッドのひのきサイプレス、イタウバを使っています。
ささくれ・トゲ・バリも気になりません。
多少の劣化は感じますが、全く問題ないです。
私のウッドデッキ塗装をしていません。シルバーグレーの色が大好きです。
私の手入れは、3年毎に高圧洗浄できれいにします。
洗浄後は、元のデッキ材になります。
*注意:ソフトウッドへの高圧洗浄をすると木材が「えぐれたりします」ので注意してください。
築10年以上のウッドデッキ施工例