安全性・耐久性・コストパフォーマンスの良さで選ばれる
人工木(再生木)「ルチア・ウッド」。
木材と再生プラスチックを主原料としたエコ建材です。
木材の風合いとプラスチックの廉価性・耐久性を合わせ持つ複合建材です。
理工大学+農林大学の技術協力のもと、品質の厳しい日本を含む欧米諸国にて年間約100万m²もの案件に採用されており、低価格ながらその安全性・耐久性は実証されています。
カラー(3色)
Anko(濃茶) | Kinako(薄茶) | white(白)NEW |
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特徴
安心、滑りにくい安全な建材
原材料を数百ミクロンまで粉砕し成型加工を行っている木質樹脂のため 吸水による劣化がなく、天然木によくみられる経年による腐食やひび割れ、ささくれが生じる事がありません。 また、滑りにくく歩行時の安全性に優れた建材です。
優れた耐久性、防腐剤や防蟻剤が不要
腐朽菌による腐食菌性試験では木材と比較して減少率は1/17。 また、イエシロアリの食害試験では木材と比較して減少率は 1/47 と極めて少なく防腐剤や防蟻剤を必要としません。
木材の風合いを保ちながら腐朽する事がない耐朽性に優れた建材です。
加工性に優れ短期間での施工が可能
木材と同様の加工が可能です。 切断や穴あけ、R加工など従来の木工用工具での加工が可能です。 専用工具などは一切不要です。 また、止め金具を使用した、間接ビス止め工法を採用しています。
ルチアウッド (ウッドデッキ、フェンス)の作り方はこちら(PDF)
基本物性No. | 項目 | 試験方法 | 単位 | 数値 |
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1 | 曲げ強さ | JIS K7171 | Mpa(kgf/cm²) | 23.4(238.68) |
2 | 曲げ弾性率 | JIS K7171 | Gpa(kgf/cm²) | 3.45(35190) |
3 | 引張強さ | JIS K7173 | Mpa(kgf/cm²) | 11.2(114.24) |
4 | 引張伸び | JIS K7173 | % | 8 |
5 | アイゾット衝撃 | JIS K7170 | KJ/m² | 2.58 |
7 | 荷重たわみ温度 | JIS K7191-2 | ℃ | 82 |
9 | 吸水試験 | JIS Z2101 | g/cm² | 0.004 |
10 | 摩耗試験 | JIS Z2010 | mm | 0.11 |
製品の特性について
ルチア・ウッドは耐候性には優れていますが、直射日光を受けますと紫外線により、表面層から色合いが劣化します。 退色は最初の凡そ1年の間に退色し、その後は大きな退色はなく、また通常使用下では、十数年程度で支障の原因となるような強度劣化はありません。
- リサイクル素材の為、原材料による製品ごとの色調限度範囲内で、色のバラつきが生る事がございます。 但し、この色合いのバラつきによる強度や耐久性への影響はありません。
- 木材と樹脂の特性をともに持ち合わせており、両者の長所を最大限引き出す配合により製造されていますので、温度差や湿度差などの 自然条件により伸縮や反りが発生する事がございます。 特に樹脂には木材とは異なる特性がありますので、施工には標準施工要領書等をご参照ください。
- 経年使用による雨水の影響で、本製品の色が表面に染み出る事がございます。 この様な場合には金タワシなどでこする事によ除去できます。 これは表面上の顔料が初期段階で表層部に流れ出る事によるもので、品質そのものへの影響はありません。
経年変化について
天然木同様、初期にある程度「退色」はするものの、その後はほとんど変化しません。「強度」は初期の強度をいつまでも保っています。
お取扱いに際して
使用上の注意事項
- 周辺での火気の取扱には充分ご注意下さい。 難燃性構造ですが、不燃性ではありませんので、バーベキューコンロ等、高温になる物を傍に置きますと、変形、変色、破損、引火の恐れがあります。
- 本製品の上で火を燃やしたり加熱をしたりすると、燃えたり変形したりしますので絶対におやめ下さい。
- 夏場の直射日光の下では表面が熱くなる事がございますので、ご使用に際しましてはご注意下さい。 デッキなどの場合は必ず履物をはいてご使用下さい。
- 雨などで濡れると履物によっては滑りやすくなる場合があります。 歩行などには充分にご注意下さい。
- 当製品表面を傘など先端の尖った物で突かないで下さい。 変形や破損の恐れがあります。
- 重量物を落とさないように注意下さい。 衝撃で割れや凹み、変形生じる恐れがあります。
- 重量物を置く場合は、重量を一箇所に集中させないよう、大きめの敷板などを敷いた上に置くようにして下さい。
- 当製品上に空き缶や鉄製の物を長時間直接置かないで下さい。 シミやサビが発生する可能性があります。
- 表面に灯油、ガソリン、有機溶剤などが付着した場合は、直ぐに拭きとって下さい。
- 強い衝撃が生じるような飛び乗りや飛び降り、ぶら下がりやよじ登りをしないで下さい。 怪我の原因にもなり、また製品破損の原因となります。
- 製品を舐めたりかじったりしないで下さい。 安全な材料ですが、健康を害する恐れがあります。
- 水中での使用、強風地域や雪濠地帯、腐食性ガスもしくは砂塵に強く晒されるなどの環境下では、短期間のうちに使用に耐えない状態になる事がございますので、ご利用場所の環境などを充分に調査の上、使用に際しましては弊社までご相談下さい。
- 1年毎程度の割合で、異常有無を目視巡回点検して下さい。 形状や外観の破損や異常、接合部のガタツキ、ネジ等の緩み、隙間などの点検を行って下さい。 異常発見時、ご自分での修理が難しい場合は使用を中止し施工業者等へご連絡下さい。
- 暴風雨等の異常天候や地震の後には臨時に点検を行い、破損や安全に支障をきたす異常の有無を通常点検に準じて行って下さい。
- 当製品はプラスチック樹脂を原料として使用しているため、歩行などの摩擦により静電気を帯電する場合があります。
- 当製品の各仕様は予告なく変更される事があります。
施工上の注意事項
- 鋼材等の補強をせず、ルチア・ウッド単独では構造物建材としての使用はしないで下さい。
- 根太ピッチは 400~450 程度で設定し、デッキの長手方向に対しても 5~7mm 程度のクリアランスを設けて下さい。 また、躯体及び構造物に隣接させる場合でも、これらから 7mm 程度のクリアランスを設けて下さい。
- デッキの片持ち箇所の張り出しには、根太中心箇所から 120mm 程度の距離までを上限として下さい。
- 根太等の切りくずはデッキ上に残らないように除去して下さい。 もらいサビの原因となります。
メンテナンス方法
- 軽度の汚れについては柔らかい布やスポンジで水拭きした後に乾拭きをして下さい。 定期的な水洗いと乾拭きだけでも十分に効果があります。
- 重度の汚れや雨じみ等が生じた場合、水で所定の割合に希釈した中性洗剤で汚れを落とし、洗剤が残らない様水洗いと乾拭きを行って下さい。 また、サンドペーパーを用いて長手方向に擦ることで、重度の汚れやしみを除去することが出来ます。
- ベンジン、シンナー、強酸、強アルカリ等の石油類や有機溶剤の使用はしないで下さい。 変形、割れなどの原因となります。
※サンドペーパーによるメンテナンスは本製品の色合いを損ねる場合がありますので、目立たない部分で事前にテストを行ってから作業してください。
施工例
商品一覧
| 品番 | タイプ | サイズ | 仕様 | |
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| WDLW-001 WDLW-046 | 床材・面材 | 25×145×1995mm | 中空 | 詳細を見る |
| WDLW-003 WDLW-047 | 幕板 | 12×145×1995mm | 無垢品 | 詳細を見る |
| WDLW-017 | 大引・根太用 鋼製ハット | 40×60/90 L=2400 | ZAM | 詳細を見る |
| WDLW-018 | 大引・根太用 鋼製ハット | 40×60/90 L=3000 | ZAM | 詳細を見る |
| WDLW-032~045 | 鋼製束 | 高さ:106~1200mm (全14サイズ) | 表面処理は 溶融亜鉛メッキ仕上げ | 詳細を見る |
| WDLW-049 | 留具セット(金具+ビス)【50個入り】 | 15×20×30mm / Φ3.5×30mm | ステンレス | 詳細を見る |
| WDLW-009 | 幕板留Lアングル・小 | 40×40×40mm | ZAM | 詳細を見る |
| WDLW-010 | 幕板留Lアングル・大 | 50×90×90mm | ZAM | 詳細を見る |
| WDLW-011 WDLW-047 | エンドキャップ | 長さ:L=145mm | 無垢品 | 詳細を見る |