オランダのアクゾノーベル社の木材保護塗料シッケンズは、200年以上にわたる歴史の蓄積と先端技術を駆使して開発された、
世界中のDIYer、木材建築のプロに愛用されている高級ブランドです。
「セトールHLSe」はシッケンズの定番商品として、様々な用途・お客様から支持を頂いております。
木材問屋も認める確かな品質「シッケンズ」の塗料をお確かめ下さいませ。
1.シッケンズ木材保護塗料の特徴
シッケンズ木材保護塗料は、木材に浸透しつつ、表面に塗膜を形成するという特性を持っています。
塗膜には通気性と柔軟性があり、木材の伸縮や呼吸を考慮した理想的な機能を誇る塗料です。
製品によって浸透性塗料に近い(薄膜)タイプ、塗膜の厚いタイプなどがありますので、お好みに応じてご使用いただけます。
仕上がり感においては、木目を鮮明に見せ木材の質感を生かすことを重視しています。
一般的に透明感が高いほど耐候性は劣るとされますが、シッケンズ木材保護塗料は、高品質の酸化鉄系無機顔料と添加剤の理想的な組み合わせにより、優れた耐候性と美しい仕上がり感を両立させています。
2.ラインナップ
| 屋外用 | | |
|---|
| セトールHLSe | 屋外木部全般に使用できる シッケンズのスタンダードタイプ。 | |
| セトールFilter7プラス | 屋外木部全般に使用可能。厚めの塗膜。破風、窓枠、ドアの塗装や メンテナンスにも最適です。 | |
| セトールTGL | 柔軟性、通気性に優れる厚めの塗膜を形成する屋外用クリアー塗料です。上塗りにも使えます。 | |
| セトールノバテック | 柔軟性の高い塗膜で大きな面積でも材に追従します。ログハウスに最適です。 | |
| セトールデッキ | デッキ・べランダ用。高い紫外線抵抗性を発揮し、少し硬めの塗膜が歩行による摩耗から木材を保護します。 | |
| セトールデッキプラス | セトールデッキに滑り止め機能を追加しました。表面に少しざらつき感があります。 | |
| セトールBLXpro | 屋外木部用の水性タイプの塗料です。F☆☆☆☆同等品。 | |
| 屋内用 | | |
|---|
| セトールBLデコール | 屋内の壁面、天井、建具、造作材などに使用可能な着色タイプの木部用水性塗料です。F☆☆☆☆認定品。 | |
| 水性フロアー | 耐摩耗性に優れる塗膜で
床、階段、カウンターだけでなく壁、造作部材など屋内木部全般に使用できます。F☆☆☆☆認定品。 | |
3.塗装仕様
- 1.下地調整
- 新しい木材に塗装する場合
- ・木材の汚れ、付着物、油分をしっかり取り除く。
- ・必要に応じて木目にそって軽くサンダーがけ(#80~#180)
- ・サンダー屑をしっかり取り除いて木材表面をきれいにする。
- ※ 必ず乾燥した木材に塗ってください。
- 2.下塗り
- セトールHLSe(各色) 1回塗り 70~80g/m2
- ・塗装前に良く攪拌する
- ・木目に沿って伸ばすように塗装(刷毛塗り)
- 3.乾燥
- 4.サンディング
- 下塗り乾燥後、必要に応じて表面を軽くサンディング(#240~#320)
- 5.上塗り
- セトールHLSe(各色) 1回塗り 65~75g/m2
- ・塗装前に良く攪拌する
- ・木目に沿って伸ばすように塗装(刷毛塗り)
- 6.乾燥
- 7.上塗り
- セトールHLSe(各色) 1回塗り 65~75g/m2
- ・塗装前に良く攪拌する
- ・木目に沿って伸ばすように塗装(刷毛塗り)
- 合計2~3回塗り
- ※優れた耐候性を発揮させるため合計3回塗りをお薦めします。
3-1.既存塗膜別のメンテナンス塗料推奨品
| セトールHLSe (浸透性が強い) | セトールFilter7プラス (造膜性が強い) | セトールTGL (造膜性強いクリア) | セトールノバテック (中浸透・中造膜性) | セトールデッキ (造膜性が強い) | セトールデッキプラス (造膜性が強い) | セトールBLXpro (水性半造膜タイプ) | メンテナンス品 |
|---|
| セトールHLSe | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
|---|
| セトールFilter7プラス | △ | ○ | ○ | △ | × | × | △ | |
|---|
セトール TGL | △ | △ | ○ | △ | × | × | △ | |
|---|
セトール ノバテック | △ | ○ | ○ | ○ | × | × | △ | |
|---|
| セトールデッキ | ○ | ○ | × | × | ○ | ○ | △ | |
|---|
| セトールデッキプラス | △ | △ | × | × | △ | ○ | △ | |
|---|
| セトールBLXpro | × | × | × | × | × | × | ○ | |
|---|
| 既存塗膜 | | | | | | | | |
〇:最適
△:可能
×:不可
※メンテナンスにお使い頂く塗料は、使う部分に適しているか事前にご確認下さい。
※セトール BLXpro は水性タイプです。セトール HLSe
のメンテナンスとして使用は可能ですが、 セトール BLXpro
のメンテナンスに油性タイプの製品は不向きです。
3-2.屋外のメンテナンス塗装について
塗膜の傷み具合は、経過年数、建物の構造、立地条件、方角、樹種等により多様です。
塗装の劣化状況を適切に判断し、早期に定期的なメンテナンスをして保護効果を維持することで
素材をいつまでも美しく保つことが可能です。
3-2-1.軽度の傷みの場合
光沢感の喪失、色褪せなど(塗膜はまだしっかりした状態)
光沢感の喪失、色褪せなど(塗膜はまだしっかりした状態)
光沢感の喪失、色褪せなど(塗膜はまだしっかりした状態)

再塗装方法:
基本的に塗膜を剥離しないで、表面の汚れ落とし、軽くサンディングした後、
しっかり定着している塗膜の上に全体を1~2 回上塗りする。
- [工程] 下地調整 - 下塗り - 乾燥 - 上塗り - 乾燥
- ※劣化の状態に応じて 1 回塗り(上塗りのみ)の施工でも可能です。
- [下地調整方法]
- 1.塗料用シンナーなどで、汚れ、付着物、油分などをしっかり取り除く(※BLXpro
は中性洗剤か水)
- 2.必要に応じて水洗い、汚れをしっかり取り除く。
- 3.しっかり乾燥させる(3 日間以上)。含水率は 20%以下が目安。
- 4.木目にそって塗膜表面を軽めにサンディング(#80~120)。
- 5.サンダー屑、ゴミ、ホコリをしっかり取り除いて木材表面をきれいにする。
- [注意事項]
- ※メンテナンス塗装は下地の状態により仕上がりが異なりますので、事前にご確認ください。
- ※前回塗装をした時と同じ色または多少濃い目の色を使用することをおすすめします。
- ※セトール Filter7 プラスやセトールデッキ/デッキプラスで仕上げている場合、
塗膜がしっかり残っている場合はセトール
HLSe(下塗り)を塗装しなくても同製品でメンテナンスが可能です。
上記のような厚膜タイプの製品の場合、活膜部分はセトール HLSe
のような浸透性に近い塗料は浸透しにくい可能性があります。
- ※ラフソーン(粗削り面)素材などは表面にサンドペーパーが当たりにくいですが、塗料の付着性は発揮しやすいので水洗いのみの下地処理でも可能です。
高圧洗浄を行う場合は素材を削らないよう圧力に注意してください。
- ※セトールデッキプラスは防滑効果を維持するため、定期的な再塗装(上塗り)をおすすめします。
3-2-2.中程度以上の傷み
塗膜の脱落が進行、木材表面が露出し傷んでいる
塗膜の脱落が進行、木材表面が露出し傷んでいる

再塗装方法:
①活膜(しっかり定着している塗膜)はそのまま生かして全体を研摩、塗膜剥離し
ている部分とその周辺の下地処理を入念に行って全体を 2~3 回塗りする。
②活膜部分を含めて既存塗膜を全て除去、新規塗装と同様に 2~3 回塗りする。
- [工程] 下地調整 - 下塗り - 乾燥 - 上塗り - 乾燥
- ※下塗り~上塗り 合計 2~3 回塗りの工程です。
- ※既存塗膜を全て除去した場合は新規塗装と同様の塗装仕様にて塗装して下さい。
- [下地調整方法]
- 1.塗料用シンナーなどで、汚れ、付着物、油分などをしっかり取り除く。(※BLXpro
は中性洗剤か水)
- 2.必要に応じて水洗い、汚れをしっかり取り除く(塗膜剥離剤などの薬剤を使用する場合、木材表面に薬剤成分が残らないように水で洗い流す)。
- 3.しっかり乾燥させる(3 日間以上)。含水率は 20%以下が目安。
- 4.木目にそって塗膜表面をサンディング(#80~120)、下地の毛羽や劣化している旧塗膜をしっかり取り除く。塗膜を剥離する場合は入念に行う。
- 5.サンダー屑、ゴミ、ホコリを取り除いて木材表面をきれいにする。
- [注意事項]
- ※活膜部分と塗膜脱落部分のムラが生じる可能性があります。塗膜脱落部分に先に
1~2 回タッチアップ塗装をして、その後全体を 1~2
回塗りする方法もあります。 吸い込みが多いなどの場合、下塗り x 1
回塗り、上塗り x 1 回塗り(計 2 回)のタッチアップ塗装もご検討ください。
- ※木材素地が傷んでいる箇所は吸い込みにより色が濃く出る場合があります。
- ※全体を塗装する場合は、既存の塗膜(活膜)と同じ色、または多少濃い目の色を使用することをおすすめします。濃い目の色により色ムラを目立たなくする効果があります。
4.施工事例