人工木で腐らないウッドデッキを作る
ウッドデッキをDIYや業者に注文して作る場合に、一番心配なことがあります。
それは、「ウッドデッキが腐ってしまうこと」です。
一般的にウッドデッキは自宅のお庭に設置、施工されますが、
通常のご家庭のお庭ですと、地面は土のままである場合が多いです。
木材というのは土の上に置いておくと、長い時間を経て腐ってしまうのはみなさんよくご存じだと思います。
ウッドデッキの施工というのはいかに長く、木を腐らせずに長持ちさせるかが重要なポイントになります。
天然木材のなかでも、腐食に強いハードウッドや防腐加工がされた木材が多く販売されいるのはそのような理由です。
しかし近年ウッドデッキ市場で最も注目されているのは、腐らない素材である「人工木」「樹脂木」です。
人工木とは?
人工木は、木粉とプラスチックに接着剤や顔料を合わせ、木材に似せて作られた工業製品です。
天然木とくらべて、腐らない、虫害がない、品質も均一なことから、近年ウッドデッキの材料として人気となっています。
人工木のメリット
■ 腐らない
天然木ソフトウッドは数年、ハードウッドは数十年で腐ってしまいます。しかし人工木ならシロアリなどの虫害にも安心です。■ 色褪せない
天然木は施工後に徐々に色がシルバーグレーへと変化します。天然木の経年変化は味わい深いものですが、人工木は施工時のままの色合いが長持ちします。■ ささくれが少ない
木材を木粉になるまで粉砕するため、とげやささくれが少なく、安心して利用できます。■ 加工しやすい
人工木は、手ノコギリでもカット可能です。また、専用の施工部材もあり、簡単に組立できます。人工木のデメリット
■原料にプラスチックが使われているため、真夏の直射日光下では表面温度が高温になります。
⇒ウッドデッキには日除けシェードがおすすめです。
■土台に金物を使用した場合、初期費用は割高になります。⇒長い目で見ると経済的です。
人工木の注意点
■ 伸縮します。
人工木材は、商品の特性上伸縮します。 基本的には気温の高い夏に伸び、気温の低い冬に縮みます。 施工の際は必ず必要な目地幅を取ってください。
■ 色のばらつき
木粉を使用しているため、色のばらつきがある場合があります。
■ 使用用途
構造材としての使用はできません。
メンテナンス方法
■ 軽度の汚れ
柔らかい布やスポンジで水拭きした後に乾拭きをして下さい。 定期的な水洗いと乾拭きだけでも充分に効果があります。
■ 重度の汚れや雨染み
水で所定の割合に希釈した中性洗剤で汚れを落とし、洗剤が残らない様水洗いと乾拭きを行って下さい。 また、サンドペーパーを用いて長手方向に擦ることで、重度の汚れやしみを除去することが出来ます。
ベンジン、シンナー、強酸、強アルカリ等の石油類や有機溶剤の使用はしないで下さい。 変形、割れなどの原因となります。
■ 塗装
基本的に塗装不要ですが、紫外線吸収剤の効果により人工木の白ボケ・色あせを防止する専用塗料もあります。
ウッドデッキを腐らせたくないならリーベの人工木材ラインナップ