人工木のメリットとデメリットを解説
ウッドデッキDIYに人気の人工木材ですが、選ぶ前に特徴やメリット、デメリットを知っておく必要があります。
屋外で使用するウッドデッキの材料としては、高耐久で虫害にも強い天然木ハードウッドがおすすめですが、近年は人工木材(樹脂木・再生木)も人気です。
人工木材は、木粉と樹脂からできており、樹脂木・合成木・再生木などとも呼ばれています。
天然木は経年で紫外線による退色があったり、最終的には腐食しますが、人工木材は退色や腐食がありません。
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人工木材(樹脂木・再生木)の10のメリット
1.安全性
人工木材(樹脂木・再生木)はささくれが起こりにくいため、幼児が駆け回る幼稚園や保育園、多くの方が出入りする公共施設等で安全性の高い建材として好んで使用され、高い評価を得ています。
ペットや小さなお子様がウッドデッキで遊んでも安全です。
ただ、真夏の直射日光下では床が大変熱を持ちますので、注意が必要です。
2.メンテナンス
メンテナンス(耐久性を高める)を目的とした塗装は必要ありません。原料の段階で浸透着色しています。
紫外線による退色もあまりありません。
塗装の剥離等の心配もありません。
3.施工性
品質が安定しているので、施工の手間がかかりません。専用の部材も用意されているものが多く、組み立て家具の感覚で、気軽にウッドデッキが手に入ります。
4.品質へのこだわり
木粉と樹脂からできており、天然木の質感がありながら、耐水性や耐候性も高まっています。
シロアリの被害は無縁です。
5.耐水性
無垢の人工木材(樹脂木・再生木)は耐水性が高いです。
中空の人工木材(樹脂木・再生木)は、若干水に弱いです。
湿気のある場所のウッドデッキは、材料問わず十分注意が必要です。
6.耐久性
天然木に比べると表面が丈夫で、傷がつきにくく長期間美しい質感を守ることが出来ます。
万が一細かなキズがついても、サンドペーパーで縦目に沿って磨けば目立ちません。メンテナンスが簡単です。
廃棄の際は、天然木のウッドデッキと比べ費用がかかるのはデメリットです。
7.耐色性
紫外線による退色は天然木と比べると小さなものです。
サンシャインウェザオメーター(促進耐候性試験機)でのテスト(3000時間)でも、大きな色の変化は見当たりませんでした。
8.デザイン性
リブや木目調など、多様なデザインやカラーから選べます。
専用の留め具で、ビス頭が見えないウッドデッキ施工も可能な人工木材があります。
9.汚れ
樹脂デッキは、メンテナンス性にすぐれ、水洗いでお掃除が可能です。
汚れが目立ってきたら、表面の汚れは中性洗剤を水で薄めてデッキブラシ等でこするだけ!
頑固な汚れは、サンドペーパーで縦目に沿って磨いてください。
ただし、醤油などの液体は染みこんでしまうのはデメリットです。
10.経済性
修理やメンテナンス、張替えなどを考えると、非常に経済的なウッドデッキ材です。
人工木材(樹脂木・再生木)のデメリット
人工木材(樹脂木・再生木)は、開発されてまだ日が浅いため、天然木ハードウッドのような長期の使用の実績が多くありません。
製品によっては、熱による曲がりが出るなどのデメリットも報告されています。
1.変形
施工後、熱により材が伸びたり縮んだりします。床板同士の目地幅をきっちり守り、材が伸びたときにぶつからないようにしましょう。
2.中空穴に水が溜まる
多くの人工木は中に穴が空いている中空構造です。そこに雨水がたまると、材を弱らせたり虫が湧いたりします。
コーナーカバーやエンドキャップを活用して水が入らない工夫が必要です。
3.長い材がない
天然木のハードウッドは長さ4メートルの長尺材もありますが、人工木だと一般的に2メートルの商品しかありません。
広いウッドデッキを施工する場合には材をつないいかないといけません。
4.部品がややこしい
天然木のウッドデッキはすべてビス打ちできるのでインパクトドライバーとビスがあれば作ることができますが、人工木だとビス打ちできないものが多いため専用の留め具を使用することになります。
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