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ウリンのメンテナンス・手入れ・塗装とウリン材の樹液問題

ウリンはメンテナンスに関しては優等生です。ささくれ、割れ、腐りなどの大きな心配はありません。
人により判断が違いますが、割れ、ささくれに関しては、大きな問題はないと思います。

ウリン材のメンテナンス

ウリンはメンテナンス不要なほどの優等生です。メンテナンスするべき点は、多少のささくれだけです。
細かいささくれが出た場合は、ウッドデッキの床、フェンス手すりなどはサンドペーパー(200番推奨)で削るときれいになります。


ウリン材の塗装

ジャラオイル
ジャラオイル販売ページ

基本的にウリンの塗装は不要です。但し、ウリンも紫外線により変色します。
夏を越すと赤色からシルバーグレーに変色します。赤色を保持するためには塗装するのが良いです。
お勧めは、ウリン材に合う、ジャラオイルです。変色が起こったら適時、ジャラオイル塗料でメンテンナスをするのが良いです。

全てのウッドデッキ材は大なり小なり樹液(灰汁、アク)を持っています。特に、ウリンは樹液が多く、濃い赤色の樹液がでます。

ウッドデッキやフェンスを作った際に樹液(灰汁、アク)対策を見逃してはいけません。注意点など、有益な情報をお届けします。

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樹液問題の解決方法

様々な条件により、樹液がなかなか止まらない場合もありますので、樹液がなくなるまではご自身で確認してください。

  1. ウリンの樹液(灰汁、アク)の問題は、ウッドデッキ・境界線フェンスの地面がどのような素材であるかが問題です。 土ならば問題ありません。 問題になるのは、ウリンの樹液が染みて色がついてしまうコンクリート、タイルなどです。
    *境界線のフェンスは、隣家に樹液が落ちる可能性があります。ご注意ください。
  2. 一番お勧めの方法は、ウリン材が届いたら、土の上にウリン材を台棒に乗せ、各材を多少の間隔を開けて置いておくことです。5~10日間の雨、又は1~2週間水道水を20分ほどかけ続ければ、樹液(灰汁、アク)はほぼ無くなります。
    *ウリンの樹液は人体に害はありません。
  3. 施工後にウリンのフェンスから出た樹液
    ▲ 施工後にウリンのフェンスから出た樹液
  4. ウッドデッキ・境界線フェンスが完成したら、毎日、水をまいて樹液(灰汁、アク)を放出させます。
    1~2週間後には、ほぼ樹液(灰汁、アク)は抜けます。
  5. 2階建て車庫デッキ、ベランダテラス・目隠しフェンスの下はほぼコンクリートです。樹液が出なくなるまでは駐車してはいけません。
    他に駐車スペースがない場合は、カバーを掛けて車を保護することが重要です。
  6. 樹液により、コンクリート、タイル、コンクリートブロック等が汚れた場合は、中性洗剤やキッチンハイターなどの塩素系漂白剤を薄めたものを使用し、たわしやモップでこすればきれいに落ちます。
    ※塩素系漂白剤を使用する場合は必ず薄めてご使用ください。また、使用前に目立たない部分でテストしてください。

ウリンの樹液の写真

ウリンの樹液
ウリンの樹液
ウリン製ウッドデッキに出た樹液
ウリン製ウッドデッキに出た樹液