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DIYしよう!ウッドデッキの構造、土台編

ウッドデッキを建てる場所の基礎(地面の処理)が終わったら、次はウッドデッキの土台部分の作成です。
デッキの床を支える束柱・大引・根太材を設置しましょう。

ウッドデッキ基礎の作り方はこちらから

目次

  1. 構造の作り方の流れ
  2. 根太の取り付け方
  3. 「大引き工法」と「サンドイッチ工法」
    1. 「大引き工法」のメリット、デメリット
    2. 「サンドイッチ工法」のメリット、デメリット
  4. 構造作りに必要なアイテム
  5. 人工木ウッドデッキの土台

構造の作り方の流れ

作り方の流れは大きく3段階に分けられます

1.柱を立てる
束石の上に束柱を立てます。

2.根太を付ける
束柱の側面に根太をビス留めして固定します。
根太ピッチは600mm程度です。
根太から束柱が飛び出さないように10mmほど浮かせます。

3.根がらみを付ける

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根がらみとは?
床束を固定するための横木のこと。薄くて幅の狭い板材(貫:ぬき)を使用するため「根がらみ貫」とも呼ばれる。

根太の取り付け方

根太を取り付ける際、いくつか注意する点があります。

1:間隔に気を付ける

束石の間隔と束柱の間隔は約1mです。

2:水平をとる
根太を取り付ける際は水平であることを確認をしてください。

図

3:基準を守る
根太を束柱より10mm高くする基準をしっかり守りましょう。
根太を張るのは、家側からです。その後、3方に根太を張り巡らします。

図



[このタイミングで出来ること、すること]

  • 羽子板付き束石(基礎石)で水平をとってもよい。
  • 束石の下に砕石を入れて水平調整してもよい
  • 水平をとれない場合は、束柱で水平を出す

→床板を張る前に根太で水平を取ることが重要です

4:床板を支える根太を直角に張る
床板を支える根太を張ります。 基本的には床板に対して直角になるようにします。

image

「大引き工法」と「サンドイッチ工法」

今回は基本的な工法として、二つの工法をご紹介いたします。

「大引き工法」のメリット、デメリット

★大引き工法のメリット

・基礎の安定性
・強度が高い

★大引き工法デメリット

・水平を取るのが大変
・材料費が高くなる

▼大引き工法
大引き工法

「サンドイッチ工法」のメリット、デメリット

★サンドイッチ工法のメリット

・材料費が安い
・水平取りが楽

★サンドイッチ工法デメリット

・高い強度は見込めない

▼サンドイッチ工法
サンドイッチ工法

構造作りに必要なアイテム

ビスや束等、豊富な種類を取り扱っています。
目的と材料にあったアイテムを選ぶことも、重要なポイントの一つです。

人工木ウッドデッキの土台

推奨される組み合わせもありますが、基本的には基礎束柱は「天然木」と「鋼製束」から、根太は「天然木」と「アルミ根太」から選ぶことが一般的です。

■基礎束柱 2択: 
・天然木
・鋼製束(プラ束)

■根太 2択: 
・天然木
・アルミ根太


「鋼製束×アルミ根太」の施工の流れをまとめたページはこちらから▼

樹脂木・人工木DIYでウッドデッキの作り方2(天然木工法 と アルミ根太・鋼製束工法)