ウッドデッキを建てる場所の基礎(地面の処理)が終わったら、次はウッドデッキの土台部分の作成です。
デッキの床を支える束柱・大引・根太材を設置しましょう。
ウッドデッキ基礎の作り方はこちらから
構造の作り方の流れ
作り方の流れは大きく3段階に分けられます
1.柱を立てる
束石の上に束柱を立てます。
2.根太を付ける
束柱の側面に根太をビス留めして固定します。
根太ピッチは600mm程度です。
根太から束柱が飛び出さないように10mmほど浮かせます。
3.根がらみを付ける
根がらみとは?
床束を固定するための横木のこと。薄くて幅の狭い板材(貫:ぬき)を使用するため「根がらみ貫」とも呼ばれる。
根太の取り付け方
根太を取り付ける際、いくつか注意する点があります。
1:間隔に気を付ける
束石の間隔と束柱の間隔は約1mです。
2:水平をとる
根太を取り付ける際は水平であることを確認をしてください。
3:基準を守る
根太を束柱より10mm高くする基準をしっかり守りましょう。
根太を張るのは、家側からです。その後、3方に根太を張り巡らします。
[このタイミングで出来ること、すること]
- 羽子板付き束石(基礎石)で水平をとってもよい。
- 束石の下に砕石を入れて水平調整してもよい
- 水平をとれない場合は、束柱で水平を出す
→床板を張る前に根太で水平を取ることが重要です
4:床板を支える根太を直角に張る
床板を支える根太を張ります。 基本的には床板に対して直角になるようにします。
「大引き工法」と「サンドイッチ工法」
今回は基本的な工法として、二つの工法をご紹介いたします。
「大引き工法」のメリット、デメリット
★大引き工法のメリット
・基礎の安定性
・強度が高い
★大引き工法デメリット
・水平を取るのが大変
・材料費が高くなる
▼大引き工法
「サンドイッチ工法」のメリット、デメリット
★サンドイッチ工法のメリット
・材料費が安い
・水平取りが楽
★サンドイッチ工法デメリット
・高い強度は見込めない
▼サンドイッチ工法
構造作りに必要なアイテム
ビスや束等、豊富な種類を取り扱っています。
目的と材料にあったアイテムを選ぶことも、重要なポイントの一つです。
人工木ウッドデッキの土台
推奨される組み合わせもありますが、基本的には基礎束柱は「天然木」と「鋼製束」から、根太は「天然木」と「アルミ根太」から選ぶことが一般的です。
■基礎束柱 2択:
・天然木
・鋼製束(プラ束)
■根太 2択:
・天然木
・アルミ根太
「鋼製束×アルミ根太」の施工の流れをまとめたページはこちらから▼
樹脂木・人工木DIYでウッドデッキの作り方2(天然木工法 と アルミ根太・鋼製束工法)